セルフレコーディングをするにあたっての注意点
お客様の所有しているDAWソフトをインストールしてください。お帰りの際にはアンインストールしてください。
*コントロールルームをスタジオ以外のもう一つの録音ブースとしても使えますが、コントロールルームの防音は簡易的なものなので車の音など外部の音は入ってしまいます。仮のボーカルなどの用途かギターアンプにダイナミックマイクをたてるなど多少の外部の音は気にならない場合に使用してください。
  セルフレコーディング用機材

■Apple Mac mini
OS:macOS 10.15 Catalina
CPU:Intel Core i7(3.2GHz 6コア)
SSD:1TB
MEMORY:32GB

1つのブレーカにMac miniのみ接続。電圧200Vをノイズゼロトランスで230Vに昇圧して使用。

■Windows PC
OS:Windows11
CPU:Intel i7-12700K(12コア)
SSD:1TB
MEMORY:32GB

1つのブレーカにWindows PCのみ、コンセントも使用せずブレーカーからCVS5.5ケーブルで直接接続。

■オーディオインターフェース
Universal Audio Apollo X16

ユニバーサルオーディオの最上位オーディオインターフェース。世界最高のダイナミックレンジ133dBと世界最小のノイズレベル-129dBを誇ります。1つのブレーカにApollo X16のみ接続。電圧200Vをノイズゼロトランスで230Vに昇圧して使用。
Apollo X16の簡単設定
Apollo X16説明書

DAW別設定動画(日本語字幕)

■スタジオモニター
HEDD Type 07

ADAM Audio創設者のクラウス・ハインツが2015年に新しく立ち上げたメーカーです。一聴してすぐに高級オーディオの音がすることに驚きました。具体的には静けさが凄い。スピーカーなのに静かとは何だと思われるかもしれませんが、要はスピーカボックスの共振とかユニットのノイズとか本来必要のない音が全く聞こえないのです。なめらかな音だけど一点の曇りもなくクリアー。モニタースピーカーは高音がキンキンとうるさい機種がほとんどなのでこのスピーカーの音を聞くとびっくりすると思います。1つのブレーカーに片方のスピーカーのみ接続。200Vで使用

■スピーカースタンド
ACOUSTIC REVIVE RSS-604

航空レベルアルミ合金を使用した重量25kg以上あるスピーカースタンド。特注で高さ70cmにしてあります。このスタンドを使わなくてもHEDD Type 07は良い音ですが、このスタンドを使うと数百万円のスピーカーの音がします。ちなみに価格はスピーカーと同じか少し高いくらいです。

■ヘッドフォンアンプ
Rupert Neve Designs RNHP

オーディオインターフェースの Apollo X16にはヘッドフォン端子がないので外部に用意しました。オーディオインターフェースのヘッドフォン端子接続とは次元の違う音の良さです。1つのブレーカにこのヘッドフォンアンプのみ接続。

■モニターヘッドフォン
beyerdynamic DT150 250Ω

どの音も過不足なく正確に出します。

■マイクプリアンプ
MILLENNIA HV-3D8×2

16チャンネル分のマイクプリを用意しました。ハリウッドの映画音楽やオーケストラの録音にも使用されるほど非常にレンジが広くハイファイな音だが、ハイファイな音のマイクプリにありがちなひ弱な音ではなく、腰がある音がするのが素晴らしい。1つのブレーカに1台のみ、コンセントも使用せずブレーカーからCVS5.5ケーブルで直接接続。

■真空管コンデンサーマイク
MANLEY GOLD REFERENCE MIC

マンレイの最上位マイク。金メッキの見た目通り、これぞ高級マイクというゴージャスな音。ボーカル向きな音作りがされており、音ヌケの良さと真空管の温かみを併せ持つ。

■真空管コンデンサーマイク
SOUNDELUX U95S

いかにもビンテージ真空管マイクという感じの音。非常に音が太く暖かい。

■真空管コンデンサーマイク
LAUTEN AUDIO LT-381×2

もっと世間に知られて欲しいローテンオーディオのマイク。ボーカルに関してなら他にも良いマイクはありますが、楽器を録音するなら最高のマイクだと思います。真空管ならではのつやを持ちつつもレンジが広いのに音が薄くならずに高密度。

■コンデンサーマイク
■AKG C414XL2×2

明るいクリアーな音。ドラムのトップ、ピアノ、管楽器には定番のマイク。

■コンデンサーマイク
NEUMANN TLM49×2

ノイマンらしい品のある音。素直な音で何にでも使える万能選手。

■コンデンサーマイク
AKG C451B×3

ハイハットなど高音の録音には定番のコンデンサーマイク。

■ダイナミックマイク
AUDIX D6

バスドラム用マイクの中では最もパワフル。ロック・ポップス向き。

■ダイナミックマイク
AKG D112

バスドラム用マイクの定番。低音が軽めなのでジャズ向き。

■ダイナミックマイク
SENNHEISER MD421MK2×6

クジラの愛称で知られるタム用マイクの定番。
タムの録音はコレを使っておけば間違いないです。

※マイク後部の回転式スイッチで5段階の低域カットが可能。M(ミュージック)は低域カットなし。S(スピーチ)は5段階の中で1番低域がカットされます。
■ダイナミックマイク
TELEFUNKEN M80

スネアにはテレフンケン。表側だけで裏側(スナッピー)の音もいい感じで録音されるスネア用魔法のマイク。

■ダイナミックマイク
SHURE SM57×2

楽器用のダイナミックマイクの定番。ギターアンプにはこれしかない。
■ダイナミックマイク
SHURE BETA57A×3

同じシュアーのSM57よりも明るい音。

■リフレクションフィルター
Aston Halo Shadow

マイクの後ろの黒いフードです。上下左右全ての方向の音を極めて高いレベルで吸音。壁や天井などからの反響音や反射音の影響を受けないためよりクリアな音でボーカル録音が可能です。
■DI
RADIAL JDI mk3

ベース用のDIとしてはこれ以上のものは無いと思います。

■DI
RADIAL PRO D2

電池も電源も使わないトランスを使用したパッシブタイプのステレオDIです。ナチュラルな音がします。
■DI
COUNTRYMAN TYPE85

定番DIです。迫力があって元気な音です。ただし電池で動作するので電池切れの心配がいるのと3番ホットなので使いづらい。当スタジオでは2番ホットに改造してありますのでそのまま使えます。
■逆DI
REAMP V2

DIの逆でラインレベルの音をギターアンプに送る場合などに使用。例えばメンバーが同時に演奏して録音する場合、ドラムにマイクを立て、そのマイクに音がかぶらないようベースとギターとキーボードはラインで録音。後でギターの音だけもう一度ギターアンプに送ってマイクで録音という使い方が可能。
■キューシステム
FURMAN HDS-6

キューボックスのコントローラーです。
■キューシステム
FURMAN HR-6×8

演奏者のモニター用キューボックスを8台用意しました。1つのキューボックスに2つのヘッドフォン端子があるので最大16人が同時にモニター出来ます。
■ヘッドフォン
SONY MDR-CD900ST×15

レコーディングスタジオ定番のMDR-CD900STを15人分用意しました。